江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統

江戸しぐさ」というものがあるのですね。幸か不幸か、この本で初めてしりました。

江戸しぐさ」は存在があり得ない事をいくつかの視点から説明している本でした。視点が複数あると信憑性が増しますね。

ただ、途中で

フィクションを現実にあった事柄として教えるのは結局虚偽である。虚偽に基づいて道徳が説けるものだろうか。教え子がその虚偽に気づいたなら、虚偽に支えられた道徳もまた軽んじられるのが落ちだろう。

とあったのが何か違うなと思いました。

童話やマンガなどの物語(フィクション)から、道徳も学んできたと思うのですよね。フィクションと分かった上で、取り入れるべきマナー・道徳か考える事をすれば良いと思うのです。