コミュニティデザインの時代

コミュニティデザインの時代 - 自分たちで「まち」をつくる (中公新書)

コミュニティデザインの時代 - 自分たちで「まち」をつくる (中公新書)

日本の人口は3500万人程が正常で、今は急激に増加した後、急激に減少しようとしている最中なのかもしれないという仮説が面白かった。著者自身もそこまで確信している感じではないようですが、人口が適正値になろうとしている最中と考えると新しい目線で考えられるかもしれない。地元を考えると特定の産業で増加したのが、元に戻るところなのかもしれなくて、うなずける部分もある。

ただ、食料の生産技術は上がっているでしょうし、供給する技術も向上しているとすると、人口が減っていくのが自然なのかというと違和感があるというか、単純な話じゃないんだろうなと思う。

これまでは人口が増加していく予測で動いていたから、地方が東京など都会を参考にする姿であった。だけど、人口が減少していくとすると、地方が都会を参考にするっていうのも興味深いですね。