有名ではないのはなぜか
- 作者: 原口泉
- 出版社/メーカー: グラフ社
- 発売日: 2008/03/20
- メディア: 単行本
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CSNagoyaの行き帰りで大部分を読んだ。読んだきっかけは大河ドラマの篤姫。ドラマの中でもう一人の主人公的な扱いを受けている人物。帯刀は「たてわき」と読む。こういう史実と伝えれるものを読むと印象が変わる。
幕末の薩摩というと西郷隆盛や大久保利通が有名かと思うのだけど、二人に並ぶ位大きな役割をになっているのは確かのよう。それは龍馬が新政府のメンバーの有力な位置に小松帯刀を推したことからもうかがえる。
で、何で有名じゃないのかと。作者は帯刀が無私だからじゃないかと半ば冗談のような形でまとめている。
幕末の中で有名なのは下級武士の出の人が多いと私は感じる。(古い)幕府を打ち壊した事を考えると藩の偉い人が何かをやったというより、地位の低い人がやった方が分かりやすいような気がする。帯刀は家老とかかなり偉い立場の方なのでそういう倒幕に深く関わったというイメージが薄かったのではないかなとか思ったり。それが尾を引いた結果。知名度が低いみたいな。要素もあったりするのではないか。
イメージ戦略重要。