すべてがFになる
読むの3回目。最近マンガ版のを読んだのもあって読みなおした。新しく思ったことなどを以下につらつらと書いていきます。
人間って、単一人格者の方が少ないって思っている
日本人って、個人の中の沢山の人格を、液体のようにミックスして攪拌してしまうのです。
欧米の思想はそうではない。やっぱり固体なのです。
とかから、人は皆人格を複数持っていて、それが固体かつ同期がとれていない人を多重人格と呼んでいるだけなのかと思いました。
序盤で、
今は夏。彼女はそれを思い出す。
今は夏。萌絵はそれを思い出す。
終盤で、
今は夏、ということを犀川は思い出す。
というフレーズが出てくる。黒猫の三角との類似性を感じた。
所長の奥さんが真賀田未来と会ったことがあるらしい。嘘をついていたのかなぁ。
那古野は名古屋という説と長野という説があるらしいけど、海にそう遠くない都市という設定なのだから名古屋が正解だろう
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/12/11
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